地域資源活用事業について

Regional Resources Utilization Promotion

地域資源活用事業の概要

地域資源活用事業とは、地域の中小企業者が共通して活用することができ、当該地域に特徴的なもとのして認識されている地域産業資源を活用して、中小企業者が商品の開発・生産、役務の提供、需要の開拓等の事業を行うことをいいます。佐々木酒造も2011年から参加しています。

地域産業資源とは

各都道府県が指定する以下のものをいいます。

  • (1)地域の特産物として相当程度認識されている農林水産物又は鉱工業製品
  • (2)地域の特産物である鉱工業製品の生産に係る技術
  • (3)文化財、自然の風景地、温泉その他の地域の観光資源として相当程度認識されているもの

事業について

事業名

京都の伝統的甘口清酒製造法である麹糖化技術を活用した天然糖化飲料及び食品原料の開発・販売

売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)

競争力

現在の健康飲料は主成分に乳化剤などの工業製品を用いて多くの栄養素を配合させて作られているが、今後は天然志向の栄養補助食品に対するニーズが高まると予想される。
そこで本事業では、日本人に最もなじみ深い食品である「米」を使用し、天然素材のみを原料とした他に類を見ない新しい栄養機能食品として売り出していく。

市場性

健康志向の高まりを背景に、様々な日常生活シーンにおいてビタミンやミネラル等不足しがちな栄養素を摂取できる製品が多く出回っている。
また、食事代わりの手軽な栄養補給として“飲む食事”が人気となっており、手軽さと栄養価をコンセプトとした栄養飲料市場は拡大傾向にある。一方、米の新しい食べ方として米粉市場がここ数年急速に脚光を浴びており、米を原料にした商品のニーズが高まっている。

販路

天然糖化飲料はスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア等で一般消費者用販売を、ホテル、飲食店、学校、福祉施設等に対しては業務用販売を行う。
また、米麹シロップ、米麹パウダーは、主に食品商社等を通じて食品・菓子メーカー等に業務用販売を行う。

白い銀明水 麹糖化技術を用いた天然糖化飲料
(白い銀明水)
米麹パウダーを使用した和菓子
天然糖化飲料の原液 天然糖化飲料の原液

地域資源における関係事業者との連携

各種技術指導や事業化支援に関し、大学や支援団体等との協力で進めていく。 また、原料となる米の提供に関しては、JA全農京都府本部の協力を仰ぐ。